准教授:木全 卓 (KIMATA Takashi)

研究内容研究費等研究業績経歴・受賞学会活動社会活動
我々を取り巻く環境の基盤である土を主な対象として、様々な土質材料が有する理工学的な性質を解明するための研究を行っています。また、我々の周辺環境を構成する施設や構造物の調査・設計・補修・維持管理に関わる理論的なメカニズムの研究も行っています。このため、土質試験や数値解析などを実施し、工学的な手法を中心に、力学や物理学、化学などの観点も含めた多面的なアプローチで研究を進めています。
居室,オフィスアワー B11-342, 水曜日(14:30~16:00)
担当科目(学域) 地理情報計測学,構造力学,環境施設工学,地理情報計測学実習,緑地環境科学実習演習I,緑地環境科学実習演習IIA・IIB,緑地科学英語,専攻セミナーI・II,卒業研究
担当科目(大学院) 土環境学特論,緑地環境科学ゼミナールA~D,緑地環境科学研究実験A~D,緑地環境科学応用演習,緑地環境科学応用実験
研究内容
「土」の力学的な特性を実験によって明らかにすることを主に行っていますが、対象となる材料や解明すべき課題については幅広く考えています。具体的な研究テーマとして、現在実施しているものやこれまでに実施してきた主なものを列記します。

  • リサイクル材料を混合した地盤材料の開発に関する研究
  • 塩分等が土の力学特性に及ぼす影響に関する研究
  • 植物の生長肥大力の測定,樹木の力学的安定解析に関する研究
  • 単管パイプを用いた簡易斜杭基礎の開発に関する研究
  • ため池堤体の安定性(耐震性や老朽化対策など)に関する研究
  • 地盤材料の力学特性(液状化や経年変化を含む)に関する研究
  • 平面ひずみ条件における土の力学特性に関する研究
キーワード 地盤工学,材料・施工,土質試験,数値解析
研究費・研究助成金・受託研究等
種 別 期 間 題 目
科学研究費(基盤研究(C)・代表者) 2016年~ 変形性粒子を含む混合土の圧縮モデルの構築に関する研究
科学研究費(基盤研究(C)・代表者) 2011年~2015年 リサイクル材料に起因する混合土の圧縮特性のモデル化に関する研究
科学研究費(基盤研究(C)・代表者) 2008年~2011年 変形性粒子を含む混合土の圧縮特性のモデル化に関する研究
共同研究((株)誠和・代表者) 2008年 園芸ハウス用パイプ斜杭基礎の力学特性の検討
共同研究(ジオスター(株)・代表者) 2005年~2007年 景観に配慮した形状を持つコンクリート矢板の開発
共同研究(グリンテック(株)・代表者) 2002年~2006年 園芸ハウス基礎杭の開発
研究業績
(1)学術論文
  • N. Kobayashi, T. Kimata, M. Ishii, Y. Tsukada and T. Izumi : Estimation of the Coefficient of Volume Compressibility of Soils Using Artificial Neural Network with Batch Learning Algorithm, Journal of Rainwater Catchment Systems, 20(2), pp.23-28, 2015.
  • 木全 卓・島田和久:ゴムチップ・アルミチップ混合体の一次元圧縮メカニズムに関する実験的考察,ジオシンセティックス論文集,29,pp.27-32,2014.
  • 木全 卓・北口紗貴・森 匠平:弾性体材料混合土の圧縮特性に関する考察 -ゴム棒積層体模型による圧縮成分の評価-,ジオシンセティックス論文集,28,pp.207-212,2013.
  • 木全 卓・阪口皓亮:EPS破砕片混合土の変形特性が衝撃吸収性に及ぼす影響に関する考察,ジオシンセティックス論文集,26,pp.197-202,2011.
  • 木全 卓・阪口皓亮・川口雄太郎:廃棄発泡プラスチック破砕片混合土の緩衝効果に関する実験的考察,第9回環境地盤工学シンポジウム 論文集,pp.79-82,2011.
  • 木全 卓・正木裕也:EPS破砕片混合土の圧縮特性に関する考察 -積層体模型実験による圧縮成分の評価-,ジオシンセティックス論文集,25,pp.53-58,2010.
  • T. Kimata, K. Shimada and Y. Masaki : Consideration of the compressibility of soil mixed with deformable particles – Classification of the compressive components by using rod-stack model tests -, Geomechanics and Geotechnics: From Micro to Macro, pp.113-116, 2010.
  • 工藤庸介・木全 卓:施設の景観性能を規定する美的状態に関する研究,日本景観学会誌,11(1),pp.4-11,2010.
  • 工藤庸介・小柳大介・木全 卓:ため池の多面的機能のモデル化に対する定性推論の応用,大阪府立大学大学院生命環境科学研究科学術報告,58,pp.7-12,2006.
  • 木全 卓・工藤庸介・桑原孝雄・山形俊彦・北島弘伸・望月政和:温室用基礎としての斜杭の有用性に関する研究―杭長および地盤状態の違いが引き抜き特性に及ぼす影響について―,大阪府立大学大学院生命環境科学研究科学術報告,58,pp.1-5,2006.
  • 工藤庸介・小柳大介・木全 卓:多面的機能に配慮した施設整備計画立案に対する定性推論の応用,大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告,57,pp.15-20,2005.
  • 木全 卓・武藤秀治・工藤庸介・桑原孝雄・山形俊彦・北島弘伸・望月政和:温室用基礎としての斜杭の有用性に関する研究―フーチング基礎との比較と実物大試験による確認―,大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告,57, pp.9-13, 2005.
  • 工藤庸介・桑原孝雄・木全 卓・北村拓也:農業用水路が持つ親水機能の性能規定化に関する基礎的研究,農業土木学会誌,72(3),pp.29-33,2004.
  • 桑原孝雄・木全 卓・工藤庸介・山形俊彦・北島弘伸:温室用基礎としての斜杭の水平載荷特性に関する研究,大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告,56,pp.23-28,2004.
  • 木全 卓・桑原孝雄・工藤庸介・藤重真紗子:廃棄発泡プラスチック破砕片混合土の力学特性-飽和供試体の三軸圧縮特性-,農業土木学会論文集,224,pp.105-110,2003.
  • 桑原孝雄・木全 卓・工藤庸介・山形俊彦・北島弘伸:温室用基礎としての斜杭の引き抜き特性に関する基礎研究,大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告,55,pp.23-28,2003.
  • 木全 卓・桑原孝雄・工藤庸介・藤重真紗子:廃棄発泡プラスチック破砕片混合土の非排水せん断特性,大阪府立大学大学院農学生命科学研究科学術報告,53,pp.15-21,2001.
(2)国際会議・プロシーディング等
  • T. Kimata, K. Sakaguchi and Y. Kawaguchi : Study of the Impact Absorbency of Soil mixed with Crushed EPS Waste – Effect at the Time of Impact and After Propagation -, Proc. of 10th International Conference on Geosynthetics (Belrin), file.106:1-8, 2014.
  • T. Ohno, H. Maenaka, T. Kimata, K. Ito, N. Kiyota, S. Ono, S. Shiomi, H. Yamaguchi : Weed Investigation in Airport Concrete Pavement and Weed Control Issues, Proc. of 24th Asian-Pacific Weed Science Society Conference (Indonesia), pp.517-524, 2013.
  • T. Kimata and K. Sakaguchi : Study on Impact Absorbency of Soil Mixed with Crushed EPS Waste – Relation to the Deformation Characteristics of Soil –, Proc. of 5th Asian Regional Conference on Geosynthetics (Bangkok), pp.443-449, 2012.
(3)学術図書・訳書
  • 農業農村工学会(編):農業農村工学ハンドブック 基礎編 第2部 3.地盤力学のうち「3.3岩盤の応力と変形,3.4岩石および岩盤の強度と安定」,共著,農業農村工学会,pp.99-105,2010.
  • 地域環境を考える会(編):農学から地域環境を考える 第III-1「地域環境を支える地盤」,共著,大阪公立大学共同出版会,pp.91-96, 2003.
  • 地域環境を考える会(編):農学から地域環境を考える 第III-2「廃棄物を地盤に再利用する」,共著,大阪公立大学共同出版会,pp.97-102, 2003.
(4)総説・報告等
  • 木全 卓:土構造物としてのため池の経年変化に関する実験的検討,平成17年度「農業農村整備事業に関する新たな技術開発5ヶ年計画」等分析調査委託事業報告書,農業土木学会,pp.45-54,2006.
  • T. Kimata, Behavior of Soil Mixed with Different Material, Technical Report by Japanese Domestic Committee on Geotechnics of Particulate Media (TC35), Chapter 3, pp.25-28, 2005.
  • 木全 卓:淡路島ため池被害調査報告(主として築堤用土の力学特性について),平成16年台風23号による淡路ため池被害調査報告書,農業土木学会京都支部,pp.37-41,2005.
  • 工藤庸介・木全 卓・桑原孝雄:施設の景観という性能をどう捉えるか,材料施工研究部会報,42,pp.63-79,2004.
  • 木全 卓:リサイクル技術の一つになれば…(論文をかたる:廃棄発泡プラスチック破砕片混合土の非排水せん断特性-締め固めた試料の基本的力学特性-),農業土木学会誌,69(12),pp.76-77,2001.
  • 木全 卓 他:モンスーンアジアの水・ひと・農業~タイ・中央平原(第7回海外学生研修旅行報告書),農業土木学会スチューデント委員会,2000.
(5)学会発表等
  • 木全 卓・竹澤 栞:塩分の影響を受けた土の力学特性に関する実験的研究-海水を含んだ関東ローム質土の三軸圧縮特性-,第72回農業農村工学会京都支部研究発表会(大津市),pp.134-135,2015.
  • 木全 卓・工藤庸介・額見悠生:弾性体材料を含む混合土の圧縮特性に関する研究-ゴムチップ混合体の一次元圧縮メカニズムの考察-,平成27年度農業農村工学会大会講演会(岡山市),pp.850-851,2015.
  • 木全 卓・工藤庸介・森 匠平:弾性体材料を含む混合土の圧縮特性に関する研究-積層体模型実験による圧縮成分のモデル化-,平成26年度農業農村工学会大会講演会(新潟市),pp.768-769,2014.
  • 木全 卓・森 匠平:アルミ・ゴム棒積層体実験による混合土の一次元圧縮モデルの検討,第49回地盤工学研究発表会(北九州市),pp.543-544,2014.
  • 木全 卓・川口雄太郎・工藤庸介:EPS破砕片混合土の有効利用に関する研究-混合土中を伝播する衝撃の吸収性に関する考察-,平成25年度農業農村工学会大会講演会(東京都),pp.630-631,2013.
  • 木全 卓・川口雄太郎:廃棄発泡プラスチック破砕片混合土の伝播衝撃吸収性に関する考察,第48回地盤工学研究発表会(富山),pp.649-650,2013.
  • 木全 卓・阪口皓亮・工藤庸介:EPS破砕片混合土の有効利用に関する研究-混合土の変形性と衝撃吸収性に関する考察-,平成24年度農業農村工学会大会講演会(札幌市),pp.756-757,2012.
  • 木全 卓・北口紗貴:アルミ・ゴム棒積層体実験による混合土の圧縮成分の考察,第47回地盤工学研究発表会(八戸市),pp.491-492,2012.
  • 木全 卓・阪口皓亮・工藤庸介:EPS破砕片混合土の有効利用に関する研究-衝撃吸収性のメカニズムに関する考察-,平成23年度農業農村工学会大会講演会(福岡市),pp.378-379,2011.
  • 木全 卓・阪口皓亮・川口雄太郎:廃棄発泡プラスチック破砕片混合土の緩衝性に関する考察,第46回地盤工学研究発表会(神戸市),pp.525-526,2011.
  • 木全 卓・正木裕也,工藤庸介:変形性粒子を含む混合土の圧縮特性に関する研究-粒子の移動に起因する圧縮成分の分離-,平成22年度農業農村工学会大会講演会(神戸市),pp.382-383,2010.
  • 木全 卓・正木裕也:アルミ・発泡スチレン棒積層体実験による圧縮成分の考察,第45回地盤工学研究発表会(松山市),pp.287-288,2010.
(6)学位論文
  • 木全 卓,平面ひずみ条件における土の力学特性に関する研究,京都大学 学位論文,1997.
(7)講演等
  • 「地盤の液状化-そのメカニズムを考える-」,河内長野市民大学 くろまろ塾本部講座(河内長野市文化振興財団):大阪府立大学連携講座 環境を考えるII,河内長野市立市民交流センター,2015年12月8日.
  • 「地盤の液状化-そのメカニズムを考える-」,もりぐち市民大学講座(守口市文化振興事業団):大阪府立大学出前講座 市民のための環境講座,守口市生涯学習情報センター,2012年5月19日.
経歴・受賞
学位 京都大学博士(農学)
(1)経歴
2016年4月1日

2005年4月1日

1997年4月1日

1993年4月1日

公立大学法人 大阪府立大学 学術研究院 第4学系群 緑地環境系 准教授 (土環境学研究グループ)

公立大学法人 大阪府立大学 大学院 生命環境科学研究科 講師

大阪府立大学 農学部 講師

大阪府立大学 農学部 助手

(2)受賞
2009年6月26日 学長顕彰(大阪府立大学)
学会活動
2014年10月~

2011年4月~2013年4月

2007年11月~2013年12月

2005年8月~

2004年4月~2010年3月

1998年8月~2000年8月

1993年4月~1998年4月

農業農村工学会 農業用ダム研究委員会:長期供用ダム研究小委員会 委員 (現在に至る)

地盤工学会 関西支部 評議員

農業農村工学会 論文集編集委員会 編集委員

農業農村工学会 材料施工研究部会 幹事 (現在に至る)

地盤工学会 国際地盤工学会TC35国内委員会 委員

農業土木学会 研究委員会 委員

土質工学会 関西支部 幹事および評議員等

社会活動
2015年3月~

2012年6月~

2007年4月~2008年3月

2003年9月~2006年3月

1997年10月~2002年3月

1995年4月~1997年3月

兵庫県 E-ディフェンスを活用した減災対策推進委員会 アドバイザー (現在に至る)

富田林市 特定事業評価審議会 会長 (現在に至る)

大阪府・大阪市構造物耐震検討委員会 委員

近畿農政局 大和紀伊平野地区予防保全検討委員会 委員

近畿農政局 大和平野池内堆積土有効活用検討委員会 委員

大阪府 ため池耐震対策検討委員会 委員